今日のジョグは軽いはずだった
Garminコーチのメニューは軽めの39分ジョグ。
完全に疲労を抜く目的の感覚でスタートした。
結果は6.11km、38分40秒。
平均ペースは6:20/km。
数字だけを見ると、確かにジョグらしい内容に見える。
ただ、Garminの判定は違った。
トレーニング効果は「テンポ(高強度有酸素)」。
こちらの感覚としてはかなり楽。
呼吸も余裕があり、脚も重くない。
それでもGarmin側は「軽いジョグ」とは認識しなかった。
最近のAIコーチは単純なペースだけで判断していない。
心拍、負荷、直近の疲労、睡眠、過去の練習傾向などを含めて全体で判断している。
だから自分では楽に走っているつもりでも、データとしては「そこそこ刺激が入っている練習」と認識されることがある。
今回がまさにそれだった。
ボメロ18が気持ち良すぎる問題
今日はNike Vomero 18で走った。
このシューズ、本当に楽。
クッションが柔らかいだけではなく、自然と前へ進む感覚が強い。
昔のリフレッシュシューズはもっと重かった。
あえて進まない感じがあり、「今日は疲労抜きの日」という空気を作ってくれていた。
しかし最近の厚底系デイリーシューズは違う。
楽に走れる。
気持ち良く進む。
脚へのダメージも少ない。
その結果どうなるか。
気付かないうちにペースが上がる。
今日もそのパターンだった。
1km目は6:43。
かなり抑えて入ったつもりだったが、身体が動き始めると自然に6:10〜6:20付近へ上がっていった。
しかも体感はずっと楽。
ボメロ18の反発とクッションのおかげで、脚へのストレスがかなり少ない。
だから主観とGarminの判定にズレが生まれた。
こちらは「軽いジョグ」。
Garminは「テンポ寄り」。
かなり面白い。
疲労感はほとんどない
今回の練習で特徴的だったのは、終了後の疲労感の少なさ。
距離は6.11km。
時間も40分未満。
しかもスタミナは83%残し。
高強度有酸素判定にはなったが、実際には追い込んだわけではない。
閾値走のような苦しさもない。
脚が削られる感じもない。
これはかなり重要。
単純に「高強度判定だから疲労が大きい」という話ではない。
今回のように、
・短時間
・低ダメージ
・クッション性高め
・フォーム安定
・余裕ある呼吸
この条件が揃うと、数字以上に身体へのダメージは小さくなる。
ただ、Garminはそこをかなり慎重に見る。
実際、翌日のメニューは閾値走からベース走35分へ変更された。
おそらく今日のジョグが想定より高負荷寄りだったため、コーチ側が調整を入れた形。
これも最近のAIコーチらしい動き。
AIコーチはかなり賢い
昔のトレーニングプランは固定式だった。
火曜はインターバル。
木曜はテンポ。
日曜はロング。
調子が悪くても同じ。
疲れていても同じ。
しかし今のAIコーチは違う。
今日の状態を見て、明日の練習を変えてくる。
これはかなり面白い。
しかも単純なルールベースではない。
「心拍が◯以上だから休み」みたいな単純判定ではなく、長期間の傾向も見ている。
例えば、
・この人はジョグで自然にペースが上がりやすい
・短時間なら疲労が残りにくい
・暑さで心拍が上がる
・調子が良い時ほど飛ばしやすい
こういう個人差を学習していく。
だから継続が重要になる。
練習を飛ばしたり、ウォッチを付けなかったり、勝手なメニューを繰り返すと、AI側が判断しづらくなる。
逆に継続してデータを積むほど、その人専用のコーチへ近づいていく。
最近のAIは本当に柔軟。
昔の「型にはめるAI」ではなく、大量のデータから個別最適化していく方向へ進んでいる。
こそ練が難しい時代
昔のランニング文化には「こそ練」があった。
コーチに隠れて追加練習。
勝手に距離を積む。
誰にも言わずに追い込む。
しかし今は全部データに残る。
心拍。
睡眠。
HRV。
Body Battery。
運動負荷。
全部記録される。
しかもAIは「その練習をやったか」だけではなく、「その後どう回復したか」まで見ている。
つまり、隠れて頑張っても割とバレる。
今日もこちらは「軽いジョグ」の感覚だったが、Garminはしっかりテンポ寄りと判定していた。
かなり恐ろしい。
ただ、その分無茶もしづらくなった。
昔のように勢いだけで積み上げて故障するリスクは減る。
特にサブ4を目指す段階では、無理な追い込みより継続の方が重要。
AIコーチはそこをかなり重視している気がする。
今は信頼関係を作る段階
結局、今はGarminコーチとの信頼構築期間なのだと思う。
こちらが継続して走る。
AI側がデータを学習する。
その積み重ね。
今日のように「軽いジョグ」がテンポ扱いになることもある。
ただ、それも含めて学習材料。
続けていけば、
「このくらいなら問題ない」
「この人は回復が早い」
「この強度でも翌日動ける」
そういう個別傾向が反映されていくはず。
だから焦らず積み重ねる。
今日のジョグは、その途中経過としてかなり面白い練習だった。

