🏃‍♂️フルマラソン妄想ラン|走ってないのに42.195kmを完走した気分になる日


目次

1|みんな走ってるねー

最近、Xを開いても、YouTubeを見ても、
フルマラソンの投稿ばかりが目に入る。

「完走しました!」「サブ4達成!」「撃沈しました…」
そんな言葉がタイムラインに並ぶ。

秋のフルマラソンシーズン真っ只中。
涼しくて、空が高くて、走るには最高の季節。
ランナーにとっては、待ちに待った本番シーズンだ。

で、そんな投稿を見ながら、思う。

「いいなあ、みんな走ってるなあ。」

いや、いいとかじゃなくて、
正直、羨ましい
めっちゃ羨ましい。


2|僕はまだ“土台期”です

次のフルマラソンは、2月8日のさいたまマラソン。
つまり、あと3か月近く先。

今の僕は“土台作り期”。
大会も出ず、淡々と走る毎日。

建物でいえば基礎工事の真っ最中だ。
地味で、泥臭くて、でも一番大事なところ。
「建物は土台が命」って言うけど、
まさに今がそれ。

…なんて真面目なことを言いながら、
本音ではこう思ってる。

「そんなことより走りたいのよ。


3|走りたくてしょうがない

YouTubeで「サブ4挑戦」「フルマラソンVlog」なんて動画を見つけると、
もうダメだ。
再生ボタンを押した瞬間、僕もその中で走り出している。

スタートゲートで緊張して、
号砲が鳴った瞬間、手元のGarminを押す。
「よし、いくぞ。」

6分台でスタート。
混雑の中、流れに合わせて進む。
あぁ、この感じ。
この“レース特有のリズム”がたまらない。

僕の頭の中では、すでに42.195kmの旅が始まっている。


4|妄想ランのはじまり

想像の中で、序盤は6分台。
混雑を抜けたあたりで5分40、5分30へ。
ペースが落ち着き、
呼吸も安定してくる。

「ここからは巡航だ」

沿道の声援が聞こえる。
「ナイスラン!」
ハイタッチして、笑顔で手を振る。

頭の中の僕は絶好調だ。
脚は軽く、心拍も落ち着いている。
補給もバッチリ。
このまま行ける気しかしない。


5|30kmの壁を見てしまう

でも、YouTubeを見てると、
30kmを過ぎたあたりで、皆さん一気に苦しくなっていく。

あんなに軽快だった表情が、だんだん真顔に変わっていく。
肩が落ち、フォームが崩れ、
ペースが1kmごとに5秒、10秒と落ちていく。

その姿を見てるだけで、
こっちの心拍も上がる。
あの“30kmの壁”のリアルさが伝わってくる。

「ここで崩れるからサブ4は難しい」
その意味が、映像だけでよく分かる。

ハーフまでは、まだ“勢い”で行ける。
でも30kmからは、貯金も脚も、
どんどん削られていく。

あのゾーンに入ってこそ、
フルマラソンの本当の姿がある。


6|ペース配分というロマン

フルマラソンって、ペース配分が本当に面白い。

30km以降に失速しないためには、
いかに最初の20kmを抑えるか。
貯金を作りたくても、作りすぎると潰れる。

「慎重に入ると、後半で伸びる」
頭では分かってる。
でも実際のレースになると、
どうしても気持ちが前に出る。

僕の中で、妄想が加速する。

「もし自分が走るなら、どう入ろうか?」


7|理想のペースを考える夜

6分10で入って、5分40で巡航。
25kmあたりから5分30へ。
ラスト5kmで少しだけ上げてネガティブスプリット。

理想はそれ。
でも現実には、そんなにうまくいかないのも分かってる。

気温、風、坂、補給、トイレ、足の張り。
何が起きるか分からない。
だからこそ、面白い。

YouTubeを見ながら、
「自分ならどう戦うか」を妄想してる時点で、
すでにレースの中にいる。


8|土台を積むしかない

つくばマラソンに出たかった。
申し込みミスで逃した。
そのときは「まあいいや」なんて言ってたけど、
今になると後悔しかない。

それでも、今はまだ土台期。

大会に出れば、テーパリングが必要になる。
疲労も残る。
その間、積み上げが止まる。

だから今は、走らない勇気を持つ時期。
地味な練習が、いちばん効くとき。


9|大会に出ないという強がり

とはいえ、強がりでもある。

大会で得られる“体感”は、やっぱり特別だ。
あの緊張感、スタートラインの空気、
沿道の声援、ゴールした瞬間の達成感。

それは練習では絶対に再現できない。

だから「出ない」という選択は、
少しだけ寂しい。
少しだけ悔しい。

でも、その気持ちを抱えたまま、
今は積み上げる。


10|妄想もまた練習の一部

最近気づいたんだけど、
YouTubeを見ながら妄想ランしてる時間も、
案外、練習の一部かもしれない。

走ってる人の呼吸、フォーム、表情。
補給のタイミング、ペースの揺れ。
全部、学びになる。

「自分だったらどうするか」
それを考えることで、
イメージトレーニングになっている。

体は走ってなくても、
頭の中ではちゃんと42.195kmを走っている。


11|モヤモヤも栄養になる

正直、今の時期はモヤモヤする。
走りたいのに走れない。
出たいのに出てない。

でも、ランニングって結局、
この“モヤモヤ”をエネルギーに変える競技なんだと思う。

焦り、羨ましさ、後悔。
全部、走るモチベーションに変えられる。

だから、今は我慢の時期。
“走りたくてしょうがない”気持ちをエンジンに、
今日も走る。


12|さいたまマラソンで爆発するために

2月8日、さいたまマラソン。
そこが次のステージ。

それまでにどれだけ“土台”を固められるか。
この3か月の積み上げが、
本番の42kmを決める。

レース当日、
号砲と同時に笑ってスタートできるように。
30kmの壁を越えて、
最後まで余力を残してゴールできるように。

それを想像しながら、今日も走る。


13|まとめ:妄想の中で走りながら

僕はまだ、出ていない。
けれど、毎晩、頭の中では走っている。

YouTubeで誰かの42kmを見ながら、
自分の42kmを想像する。

これが、今の“フルマラソンシーズンの楽しみ方”だ。

次に走るとき、
この妄想が全部、現実になる。

だから今はまだいい。
走らなくても、走っている。

今日も、明日も、
土台土台。
積み上げの日々。

そして2月、さいたまで――
現実の42.195kmを、全力で。

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