Day31 テーパリングの重要性 — 完全オフこそ最高のトレーニング?
今日は練習日誌31日目。
だけど、タイトル通り 今日も走っていない。
むしろ、昨日から完全オフ。
しかも、明日もオフだ。
3日連続オフなんて、ここ数ヶ月なかったことだ。
毎日走ることが日常になった今、休むという選択は、逆に大きな勇気がいる。
「走らなくて本当に大丈夫か?」
「積み上げてきた走力が落ちちゃうんじゃないか?」
ランナーなら誰もが感じるこのモヤモヤ。
でも今回は、この不安ごと味わってみることにした。
なぜか。
日曜日に控えた 小江戸川越ハーフマラソンに向けた「テーパリング」の実験だからだ。
小江戸川越ハーフマラソンが今シーズン初レース
9月から本格的に積み上げてきた今シーズン。
大会には出ず、ひたすら脚づくり、心肺づくりに注力してきた。
いよいよ、その成果をレースで確かめるタイミングが来た。
となれば、最高の状態でスタートに立ちたい。
通常のテーパリングは、
・走行距離を少しずつ減らす
・強度も落ち着かせる
という「滑らか」な調整が一般的だ。
しかし今回は――
極端なテーパリングを採用してみる。
「木・金・土の3日完全休養」
まるでレース直前に長期休暇でも取っているかのような休みっぷり。
でも、これには明確な狙いがある。
実はテーパリングこそが“勝負”
マラソンは長期戦だ。
練習で疲労が蓄積した状態でレースに突入してしまうと、
せっかくの走力も引き出せない。
テーパリングは例えるなら…
ずっと張り続けた弓を、レース本番で一気に解放するための準備
弓は常に引きっぱなしでは壊れる。
走るカラダも同じ。
疲労が抜け、筋肉が回復し、
心肺がフレッシュな状態に戻ることで、
過去最高のパフォーマンスが出る。
ただし、これは「理屈上」の話。
実際にどう反応するかはやってみないと分からない。
だから今回、実験する。
ウルトラマラソンを見据えた実験
4月19日のチャレンジ富士五湖100km挑戦を視野に入れている。
ウルトラは何より テーパリングが命。
走り込みと調整のバランスを誤ると、
完走すらできない世界。
「疲れてるけど行けるだろ」
⇒開始30kmで脚が終わる
⇒70kmの地獄行き確定
なんて未来は避けたい。
だからこそ、
ハーフの段階で調整方法を確立しておく。
それも、中途半端じゃなく、極端に。
例えば──
| テーパリングの種類 | 目的 | デメリット |
|---|---|---|
| 距離を少しずつ減らす通常型 | 最も一般的。パフォーマンス安定 | 効果が分かりづらい |
| 極端に休むスパルタ型 | 疲労抜き効果を強く観察できる | 反動が読めない |
今回採用したのは、
もちろん後者 「極端型」。
成功したら次回以降も使えるし、
失敗しても大きな学びになる。
ウルトラは「本番一発勝負」で失敗できない。
だからこそ、今のうちにたくさん失敗しておくべきだ。
休むと不安。でも、それが正解。
本音を言えば…
めっちゃ走りたい。
2日休むと身体がなまってくる感じがするし、
ランの予定時刻になるとソワソワするし、
シューズを見るだけで走り出したくなる。
でも、それでいい。
走りたくてウズウズするくらいが、
テーパリングの成功サインだからだ。
走ることは中毒。だから「止める」勇気が必要になる。
ランナーの多くは、
走ることが日常であり、アイデンティティであり、
もはや生活の一部。
そんな中で「休む」という選択は、
行動を止めることではなく、
成長を止めないための決断だ。
「走らない自分」を許せるか。
これもレースで強くなるための試練。
今の自分を信じる力
ここに至るまで、
・月間200km以上の走行
・心拍数145bpm前後でのベース走安定
・5分台ジョグが当たり前になってきた
積み上げが確実にある。
身体は強くなっている。
心肺も仕上がっている。
だから、たった3日休んだところで全部消えるなんて、
むしろ幻想だ。
消えるのは不安だけでいい。
レース当日、自分の中で何が起きているかを観察する
今回の本質は結果ではない。
身体の反応を見ること。
例えば:
- 心拍がどう推移するか
- 序盤の脚の軽さはどうか
- 気持ちは前に向いているか
- 3日休んだ後の接地感
- 最後の伸びはどうか
全部、観察して次に繋げる。
走力の答え合わせは、
いつだって自分の中にある。
まとめ:休む勇気が未来をつくる
3日連続オフ。
数字だけ見れば「何もしてない」期間。
でも、
これは立派なトレーニングだ。
むしろ、
このオフをどう過ごせるかで、
レース本番の未来が変わる。
テーパリングはサボりじゃない。
戦略そのものだ。
日曜日、スタートラインに立つ時。
今日のこの判断を誇りたい。
そして、こう言えるように──
「最高の状態でここに来た」と。

