第1章 はじまり──小さな一歩からハマる瞬間
「健康のために走ろう」――そう思ったのがすべての始まりだった。
最初は1キロも走れず、息は上がり足は重く、心の中では「もうやめよう」と何度もつぶやいた。
それでも、1キロ走れた瞬間の達成感は忘れられない。
「意外といけるじゃん…」
これがランニング沼の入り口だった。
距離の成長と体感
1km → 5km → 10kmと距離が伸びるたび、体感も少しずつ変わる。
心拍数を意識しながら走ると、息の上がり方や脚の疲労感が微妙に違うことに気づく。
走るたびに「もっと遠くに、もっと速く」という欲が芽生える。
最初はただ走るだけだったのに、距離が伸びる楽しさにハマると、次のステップが自然と見えてくる。
それが「ランニング沼」の第一段階だ。
第2章 装備とこだわり──沼の深みへ
ランニングを続けると、シューズやウエアにも自然と興味が湧く。
最初はゼビオで勧められるままアシックスのシューズを購入。名前もよく覚えていないけど、走った瞬間「めちゃくちゃ走りやすい!」と驚いた。
ここが沼のスタート地点だった。
次に手に取ったのはアシックスのグライドライドマックス。
届くのが待ち遠しく、実際に走るとその快適さに衝撃を受けた。
ここで完全に沼にハマった。
さらに、ジョグ用、スピード練習用、レース用とシューズが増えていく。
最近のお気に入りはアディダスのアディゼロEVO SL。
軽さと反発力が絶妙で、踏み出す瞬間の跳ね返りがたまらない。
シューズ選びひとつで、走る楽しさが倍増することを知った。
ウエアも試行錯誤した。
- 乾きが早いもの
- 肌荒れしないもの
- ポケットの位置やサイズ
ポーチはいつしかウエストバンドに変わり、走り心地は格段にアップ。
装備へのこだわりは、ランニング沼の楽しさをさらに深める要素だった。
そしてGarmin師匠がコーチに就任。
GPSや心拍数、VO₂maxのデータを元に練習を組んでくれる。
データと体感の融合が、沼の奥深さをさらに加速させた。
第3章 大会体験──抜け出せない楽しさ
ランニング沼が深くなると、大会への興味も自然と湧いてくる。
初めてのフルマラソン完走は、正直ちょっと嬉しかった。
最後の数キロは歩いてしまったけど、それでもゴールできた達成感は格別だ。
でも、走り切った人の話を聞くと、「歩かずに完走した瞬間の喜び」はまた別次元。
「ああ、これがランニング沼か…」
初完走の喜びが、次はタイムを意識する欲望に変わる。
タイムを追う楽しさ
- 閾値走:5km、最大心拍85%前後でペース感覚を養う
- インターバル走:1.3km × 5本、4:50/kmペースでスピード向上
- ロング走:12〜15km、7:00/km前後で持久力強化
タイムを縮めたいという欲望は、練習の必要性を自然と生む。
サボると罪悪感が芽生え、走ると快感が増す――この繰り返しがランニング沼を形成する。
大会や仲間との関わりも、沼を深める要素だ。
応援の声、仲間と一緒に走る楽しさ、記録を競う喜び。
全てが「走ること自体が楽しい」という感覚を増幅させる。
健康のために始めたのに…
距離やタイムを追い、装備やデータにこだわるうち、体は疲労し、膝や足首の痛みも出ることがある。
「これ、本当に健康のためなのか?」と一瞬思うこともある。
それでも走ってしまう。楽しさと成長感が、不健康感を上回るのがランニング沼の怖さであり面白さだ。
第4章 装備・データ・大会が生む無限の沼
シューズ、ウエア、ポーチ、ガジェット、大会…。
一度ハマると、どれも楽しく、どれも必要不可欠になってくる。
- シューズごとの走り心地の違い
- ウエアの快適さや通気性
- Garminのコーチ機能による練習最適化
- 大会での達成感
これらの組み合わせが、ランニング沼を無限に深くしていく。
一度走ったら止まらない。雨の日も寒い日も、心のどこかで「走りたい」という気持ちがくすぶる。
第5章 重大発表──次なる挑戦
そして、ここで重大発表。
来年の4月、チャレンジ富士五湖ウルトラ100キロに挑戦することに決めた。
フルマラソン完走やタイム更新、装備の進化、Garmin師匠とのデータ管理、仲間との大会参加――すべてがこの挑戦への布石だった。
距離も時間も、ケタ違いの挑戦。体力、精神力、練習量、すべてが求められる。
でも、楽しさと成長感の先にある景色を見たい。
100キロ完走という目標が、また新たなランニング沼への扉を開く。
結び──ランニング沼の魅力
ランニング沼は、単なる運動ではない。
- 距離が伸びる喜び
- シューズ・ウエア・ガジェットへのこだわり
- タイムやデータによる成長実感
- 大会や仲間とのつながり
これらが組み合わさることで、走ることは人生の楽しみの一部になる。
走ること自体が快感であり、成長を感じ、挑戦を生む――それがランニング沼の本質だ。
雨の日も寒い日も、サボった日の罪悪感も、走った日の達成感も、すべてが沼の一部。
抜け出せない。でも、それが最高に面白い。

