― 初心者ランナーがたどり着いた唯一の真理 ―
1. リカバリーランってなんなんだ問題
「リカバリーラン」
ランナーなら誰もが耳にする言葉だ。
けど、冷静に考えてみてほしい。
走って回復するって、そんなバカな話ある?
初心者の自分からすれば、走ること自体がまだ“負荷”の塊だ。
スピードを出さなくたって、フォームを意識しなくたって、
ただ一定時間走るだけで筋肉は悲鳴を上げる。
にもかかわらず「リカバリーラン」と称して走る日がある。
“回復のためのラン”なんて、矛盾の塊じゃないか。
2. 走るよりオフの方がいいんじゃないか問題
最初に浮かぶ疑問はこれだ。
「疲れてるなら、休めばよくね?」
体感的には、オフの方がスッキリする。
寝て、食べて、筋肉を休ませる。
それが自然な回復の形だ。
でもGarminコーチは違う。
「今日はリカバリーランです」
そう通知してくる。
Garmin曰く、“軽く動かした方が血流が良くなって回復が早まる”らしい。
確かに理屈はわかる。
けど、こっちは人間だ。
血流より眠気とだるさの方がリアル。
3. Garminコーチはリカバリーランが大好き
Garminはなぜ、そんなにリカバリーランを推してくるのか。
理由は単純で、アルゴリズム上の都合だ。
Garminは“データ”しか見ていない。
走行距離、ペース、心拍、VO₂max。
その数字の動きから「疲労」を算出している。
つまりGarminにとって“疲労”とは数値上のバランス。
人間的な「重だるい」とか「眠い」とか、そういう感覚は考慮されない。
だからGarminが言う“リカバリー”は、
数字を整えるための儀式にすぎない。
4. 走るべきか、休むべきか
初心者の悩みはここに尽きる。
「疲れてる気がするけど、走ったら意外と軽くなるかも」
あるいは
「軽く走るつもりが地獄を見る」
疲労って主観でしかない。
初心者にはそのセンサーがまだ曖昧で、
自分の体の“本当の疲労度”が測れない。
だからこそ、Garminの指示が心強くもあり、怖くもある。
「今日は走れ」って言われたら、なんとなく従ってしまう。
それが正しいのかもわからないまま。
5. アルゴリズムは当てにならない。けど当たる。
正直に言えば、Garminのアルゴリズムなんて信用していない。
でも困ったことに、意外と当たってる。
疲労してるときに“リカバリーラン”を入れると、
翌日の走りが軽くなることがある。
完全オフだと体が重くなる日もある。
走らないより走った方が“整う”感覚も、確かにある。
だからこそややこしい。
アルゴリズムは信じきれない。
けど、無視する勇気もない。
6. 「180bpm」信仰
怪我だけはしたくない。
その一心で、どんなに遅くてもピッチは180。
Garminがどう言おうが、
速さよりフォーム、負荷よりリズム。
リカバリーランの日も、
180bpmだけは守る。
それが初心者なりの防御反応だ。
遅くてもいい。
脚を壊さなければ続けられる。
7. そもそもリカバリーランは回復できているのか?
ここで根本的な疑問。
「これ、本当にリカバリーできてるの?」
ペースは8分台。
フォームは崩れ気味。
心拍を上げないように気をつけながら、
それでも脚は重い。
走ってる最中は「むしろ疲れる」と感じることもある。
けど、翌日なぜかスッキリしている。
完全オフと比較できないから答えは出ない。
けど、何かが整っている気はする。
それが血流なのか、メンタルなのか、習慣なのか——
正直、誰にもわからない。
8. 結論:走れるなら走れ。走れないなら休め。
ここまで考えた上での結論は単純だ。
「走れるなら走れ。走れないなら休め。」
それだけ。
走ることが苦じゃないなら、ベース走をすればいい。
本気で疲れてるなら、何もせず寝ておけ。
Garminの提案する“リカバリーラン”は、そのどちらでもない。
オフでもトレーニングでもない、謎の中間領域。
9. Garminコーチのご機嫌取り
Garminが“リカバリーランをしろ”というのは、
人間のためではなく、Garminのため。
連続データが途切れたくない。
フィットネススコアを下げたくない。
だから「ちょっとでも走って」と言ってくる。
つまりリカバリーランとは、
Garminのご機嫌を取るためのチョロ走り。
走行距離2kmでもいい。
心拍110でもいい。
とにかく「走った」記録を残す。
それでGarminは満足し、「最適な負荷」を表示してくれる。
10. それでも走る理由
リカバリーランなんて、効率で言えば最悪だ。
スピードもつかないし、持久力も伸びない。
けど、それでも走る理由は一つ。
「走ることが日常だから。」
Garminがどうこうじゃなく、
自分の中で“止まるのが不安”になっている。
だから走る。
走ることで、精神が落ち着く。
もはやそれはトレーニングではなく“儀式”。
Garminのためでもあり、自分のためでもある。
11. チョロ走りという第三の道
オフでもベース走でもない。
その中間にあるのがチョロ走り。
Garminのご機嫌を取りつつ、
自分の体にも無理をさせない。
ちょろっと汗をかいて、心拍を上げすぎない。
これが初心者ランナーの現実的なリカバリーラン。
リカバリーの名を借りた「データ継続ラン」。
その存在意義は、もはや精神安定と習慣維持だ。
12. 終章:リカバリーランは“正解なき行為”
リカバリーランに絶対的な答えはない。
でも、走れるか走れないかの感覚は毎日変わる。
その揺らぎの中で、Garminと付き合うしかない。
結局、答えを出すために走るのではない。
走りながら考えること自体がリカバリーなのかもしれない。
🏁まとめ
| 状況 | 最適な行動 | 理由 |
|---|---|---|
| 疲労が強い | オフ | 修復最優先 |
| 疲労軽め | ベース走 | 血流促進・有酸素維持 |
| Garminがうるさい | チョロ走り(20〜30分) | ご機嫌維持・習慣キープ |
リカバリーランとは、Garminコーチのご機嫌取り。
実際に最適なのは、オフかベース走。
とはいえ、そのあいだで今日もチョロ走り

